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「認知症 知って安心 症状別対応ガイド」のご案内


認知症ガイド
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私たちは長年、認知症の方の診療に携わってきましたが、そのなかで、常に感じることは、認知症の方が穏やかな生活を送るためには、周囲の方の理解と援助が欠かせないということです。特に、ご本人と最も身近に接するご家族に、認知症や認知症の方への接し方について、正しい知識をもっていただくことが大切です。この本は、認知症の方とともに生活をしているご家族や、かかりつけ医の先生、ケア施設で接しているスタッフの皆さんに役立てていただけるよう、認知症の方に対する支援法・対応法をまとめたものです。この本は平成23年1月に私たちが作成し、実際に家族介護者やケアの専門家、かかりつけ医の皆さんに使用してもらった「疾患別重症度別ガイドブック(全10種類)」に改訂を加え、1冊にまとめたものです。作成にあたってはさまざまな工夫をしました。

  1. 認知症の方を支援するうえで、認知症の原因となっている病気を診断してもらい、診断に基づいて治療、ケアを行うことはとても大切です。それは原因となる病気によって出現しやすい症状が異なり、治療法や対応法も異なるからです。本書では症状ごとに具体的な対応法を提案していますが、そのなかで疾患別の視点もとりいれています。
  2. この本のなかでとりあげた症状は、ご家族やケアマネジャー、介護サービス提供者の皆さん、かかりつけ医の先生方に対する調査結果をもとに選びました。皆さんがお困りの症状が必ずやみつかることと思います。
  3. 紹介している支援法・対応法には私たち専門医だけでなく、ご家族や介護サービス提供者の皆さんの経験や工夫も積極的にとりいれました。したがって、さまざまな観点からのいろいろな方法が網羅されています。
  4. この本のもとになった「疾患別重症度別ガイドブック」は、ご家族や介護サービス提供者の皆さんに読んでいただき、難しい表現を全て改訂して作成しました。本書も内容は専門的ですが、皆さんにお読みいただきやすい書き方になっていると思います。

最後になりましたが、本書、およびそのもとになった「疾患別重症度別ガイドブック」の作成のために、さまざまなご協力をいただきました家族介護者、ケアマネジャー、介護サービス提供者、自治体、かかりつけ医の皆さんに心より感謝いたします。本書は、平成21−23年度厚生労働科学研究費補助金認知症対策総合研究事業「認知症の行動心理症状に対する原因疾患別の治療マニュアルと連携クリニカルパス作成に関する研究(研究代表者 数井裕光)」の成果をもとに作成されました。
数井裕光



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